
身長を伸ばす食べ物
身長を伸ばすのに有効な食べ物は?
身長を伸ばすためには、何を食べればよいのでしょうか。
よく「牛乳を飲みなさい。カルシウムを取れるから」と言われました。
牛乳にはカルシウムだけでなく、色々な成分が含まれているので、身長を
伸ばす効果は間違いなくあります。
しかし、牛乳だけでは足らず、もっと取らないといけない栄養素があります。
また、牛乳を飲みすぎるとかえって成長しにくくなる結果となることもある
のです。
骨を作る一番の栄養素は、タンパク質です。
骨の芯の部分にあるコラーゲンはタンパク質の一種です。
タンパク質を多く取ることがまず大切となります。
その他に背を伸ばすために必要な栄養素には、カルシウム・マグネシウム・
ビタミンD・亜鉛などがあります。
これらを多く含んだ食べ物を食べることが、大事なのですが、食べ方にも
注意しないといけない事があるのです。
タンパク質を多く含む食べ物
タンパク質を多く含む食べ物とは。
背を伸ばすだけでなく、体を作る大切な栄養素であるタンパク質ですが、
以下の食べ物に多く含まれています。
①肉類
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など
②魚類
赤身、青魚、白身など
③豆類
豆腐、納豆、高野豆腐、油揚げなど
④乳製品
牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
⑤たまご
タンパク質を多く取りすぎると、肥満になったりします。
欧米人とアジア人との身長の差は、肉の食べる量の差とも言われています。
肉を多く食べることも大事ですが、肉には脂分が含まれているので、それを
多く取りすぎてもよくありません。
カルシウムを多く含む食べ物
カルシウムを多く含む食べ物とは。
カルシウムは、骨を丈夫にする働きがあります。
年を取ってもカルシウムを取らないと、骨粗しょう症という骨がもろくなる
結果となります。
カルシウムは、以下の食べ物に多く含まれています
①乳製品
牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
②海産物
海藻、小魚など
③野菜
小松菜、大根の葉っぱ、チンゲン菜、切干大根など
④大豆製品
豆腐、油揚げ、納豆など
カルシウムの摂取量は、他国に比べて日本は少ない状況です。
マグネシウムを多く含む食べ物
マグネシウムを多く含む食べ物とは。
マグネシウムは、体内で300種類以上の酵素の働きを助けています。
神経の興奮を抑えたり、体温や血圧を調整する効果があります。
また、骨の強度を高める働きや、タンパク質の合成を高めたりするので
背を伸ばす効果があると言われています。
、
ただし、カルシウムを多く取ってしまうと、マグネシウムが多く排泄されて
しまうので、カルシウムとの摂取のバランスが大切のようです。
カルシウムとマグネシウムの摂取バランスは2対1がよいとされています。
マグネシウムは、以下の食べ物に多く含まれています。
①豆類
豆腐、納豆、インゲン豆など
②魚介類
牡蠣、あさり、イワシなど
③種実類
胡麻、クルミなど
④野菜類
ほうれん草など
ビタミンD、亜鉛を多く含む食べ物
ビタミンD、亜鉛を多く含む食べ物は。
ビタミンDは、カルシウムに対して有効な働きをします。
カルシムの吸収をスムーズにしたり、カルシウムが骨を形成するのを助けます。
ビタミンDは、以下の食物に多く含まれています。
①きのこ類
しいたけ、椎茸、きくらげなど
②魚介類
イワシ、カツオ、さんま、ぶり、鮭など
亜鉛は骨の成長を助ける大切な栄養素です。
また、代謝をスムーズにする働きがあるので、質の良い骨づくりを助けます。
細胞分裂やDNAの合成に亜鉛が必要であると言われています。
赤ちゃんに与える最初の母乳に多く含まれているようです。
亜鉛は、以下の食物に多く含まれています。
①魚介類
牡蠣、煮干しなど
②肉類
レバー、赤身の肉など
③豆類
きなこ、納豆など
④種実類
ナッツ類、くるみ、カシューナッツ、ごまなど
栄養素の食べ物を食べるだけではだめ
背が高くなる栄養素の食べ物を食べただけでは、大きくなりません。
身長を伸ばすためには、必要な栄養素を含む食品を食べるだけなく、
次のことを行うことが大切です。
①十分な睡眠をとる
背を伸ばす成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されます。
よって、睡眠時間が短いとそれだけ成長ホルモンの分泌が少なくなります。
②十分な運動を行う
体を動かすことにより、食欲が増し、深い睡眠を取ることができます。
③ストレスを貯めない
家庭内や学校内でのストレスが、成長に影響することがあります。
ストレスを貯めないようにしましょう。
④食事の取り方にも気をつける
毎日、3食を規則正しく食べることが大切です。
特に朝ご飯は必ず取るようにしましょう。
しかも、朝ご飯に十分な栄養を取ることが、成長の秘訣です。
卵は成長に必要な栄養素を一番多く含んでいます。
毎食、一日3個食べるようにすすめる人も多くいます。
夜遅い食事(夜食など)は、深い睡眠を得るために避けた方がよいでしょう。
間食も取りすぎると、夕食が食べられなくなったりするので、控えめにした
方がよいでしょう。
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