
子供の身長の伸ばす要素
子供の身長は伸びてきています。
子供の身長は、年々伸びてきています。
現在の15歳の男子の身長の平均値は、168.5cm、女子は157.3cm です。
この数値は、50年前と比べて10cm以上も伸びています。
運動能力の数値は年々下がってきていると言われてるのに、身長は伸びているのです。
50年前と比べて身長を伸ばす原因となったのは何でしょうか? また、身長を伸ばすためには、どのような要素が必要なのでしょうか。
身長を伸ばすための要素とは
身長を伸ばすための要素は何でしょうか。
身長を伸ばすためには、5つの要素があると言われています。
①遺伝子による影響
両親が身長が高ければ、子供も大きく育ちます。
両親の身長により、子供の身長の目安を計算する式があります。
男子= (両親の身長の合計+13)/2+2
女子= (両親の身長の合計-13)/2+2
父親が170cm、母親が160cmの場合だと、男子の子供は 173.5cm、女子の子供は160.5cmとなる計算になります。
②食生活による栄養の摂取
身長を伸ばすために、一番大きな要因と言われています。
昔に比べて食生活の内容が、欧米スタイルの肉食に変わってきたのが 50年前と比べて平均身長が10cmも伸びた原因と言われています。
その中でも身長を伸ばすための栄養素があり、それを多く摂取することで さらに大きく伸びる可能性が生まれます。
③睡眠時間による影響
「寝る子は育つ」と言われているように睡眠が大切です。
成長期に成長ホルモンが一番分泌されるのが、睡眠時間中と言われています。
そのため、睡眠時間が短いと身長を伸ばすための成長ホルモンが多く分泌 されないので、睡眠を十分とるのが大切です。
しかし、勉強やゲーム?の時間の増加のため、昔と比べて睡眠時間は 減ってきているようですが、平均身長は伸びています。
睡眠が身長を伸ばすための要因であることは間違いないでしょうが、 どれくらいとればよいかなどの具体的な数値は発表されていません。
④運動による影響
適度な運動をすることで、食欲も増し、体の成長が抑制されます。
野球やバスット、バレーボールなどのジャンプをする機会が多い スポーツをする選手には高身長の人が多いと言われています。
しかし、子供の運動能力の数値は昔より落ちていますが、平均身長は 伸びています。
身長を身ばすための運動というのもあまり聞いたことがないので、 適度な運動はもちろん必要でしょうが、身長への影響ははっきり わかりません。
⑤生活環境の変化による影響
昔と比べて生活環境が欧風になっているのも要因の一つでしょう。
昔は家庭内では、正座をしたりあぐらをかいたりして、直に畳などの上に座って生活していました。
現在では、イスやソファーなどの欧風スタイルでの生活が増えています。
特に正座は、膝への悪影響が指摘され学校内では行っていないところも 多くあるそうです。
欧風スタイルへの変化のため、足の長い現在人のスタイルが生まれたと思われます。
身長を伸ばす栄養素
身長を伸ばすためには、どのような食事を取ればよいのでしょう。
昔は体を大きくするためには、牛乳がよいと言われていました。
必要以上の量を飲んでお腹を壊したりしたようです。
しかし、牛乳をいっぱい飲んでいても、それほど大きくない子供は たくさんいました。
現在、身長を伸ばすための栄養素には、以下の4つの栄養素が影響している と言われています。
①カルシウム
カルシウムは、骨を強くするはたらきがあります。
カルシウムを多く含む食品
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 海産物(小魚、干しエビ、わかめ、うなぎなど)
- 野菜(小松菜、切干大根、大根菜、野沢菜、チンゲン菜など)
- その他(豆腐、油揚げ、納豆、ごまなど)
②タンパク質
人体を成長させるための重要な栄養素のひとつです。
タンパク質を多く含む食品
- 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
- 魚貝類(魚、エビ、貝など)
- その他(納豆、豆腐、卵など)
③マグネシウム
体のバランスを整え新陳代謝を促すと最近注目されている栄養素です。
カルシウムとバランスよくとることで、働きが活発になります。
マグネシウムを多く含む食品
- ナッツ類(アーモンド、落花生、インゲン豆など)
- その他(牡蠣(かき)、ほうれん草、カツオなど)
④亜鉛
骨の成長に大きく働いているとされています。
亜鉛を多く含む食品
- 牡蠣(かき)
- 納豆
- ホタテ
- 豚レバーなど
それぞれの身長を伸ばす栄養素を含む食品をバランスよくとることが 重要のようです。
取りすぎると悪影響がでる場合もあります。
サプリメントとして、それぞれの栄養素を含む商品も多く発売されて います。
成分や摂取方法をよく確認して、試してみることをお勧めします。
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