子供の身長を伸ばす食事とは
子供の身長を伸ばすには、どのような食事をどのように取ればよいのでしょうか
子供の身長を伸ばすには、体を育成するための栄養素のある食事を、きちんと
取らないといけません。
しかし、栄養を取るだけでは十分ではないことがあるのです。
身長が伸びる時期は、子供により違いがありますが、17歳を過ぎると、
ほとんどの子供は身長の伸びが止まってしまします。
それまでに、身長を伸ばすために必要なことを実行しないと、十分に身長が
伸びないこともあるのです。
身長を伸ばすために必要なことは、次の4つのポイントです。
①背を伸ばす(体を作る)栄養素を十分に取る
②背を伸ばすのを止める食べ物をできるだけ取らない
③背を伸ばすのに有効な生活習慣を守る
十分な睡眠を取る、ストレスを作らないなど。
④背を伸ばすのを止める生活習慣を避ける
夜中のゲーム、パソコンなどを行わない。
身長を伸ばす要素はこれだけではありませんが、以上のことを守れば、
身長が伸びる効果は間違いなくあります。
身長を伸ばすためには、成長ホルモンが不可欠です。
栄養素を十分に取り、成長ホルモンの分泌が正常であれば、身長は必ず
伸びます。
しかし、②や④のように背を伸ばすのを止めるような、食事や生活習慣が
あるので、注意しないといけません。
背を伸ばす栄養素とは
背を伸ばすのに必要な栄養素とは、どのように摂取すればよいのでしょうか。
子供が成長期の間に身長を伸ばすために必要な栄養素とそれを多く含む
食品には、次のものがあります。
①タンパク質
- 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
- 魚貝類(魚、エビ、貝など)
- その他(納豆、豆腐、卵など)
特に3歳までにタンパク質を十分にとらないと、いけません。
乳幼児の時に、栄養を多く含む母乳を与えることが必要です。
そのためには、母親も十分な栄養を摂取しましょう。
②カルシウム
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 海産物(小魚、干しエビ、わかめ、うなぎなど)
- 野菜(小松菜、切干大根、大根菜、野沢菜、チンゲン菜など)
- その他(豆腐、油揚げ、納豆、ごまなど)
背を伸ばすには牛乳を飲めとよく言われました。
しかし、飲みすぎはいけません。
牛乳は、乳糖やカゼインという分子の大きいタンパク質からできて
いて、腸からの吸収がしずらいのです。
よって、腸が十分に発達していない子供だと、トラブルを起こしやすい
ので、飲みすぎはいけません。
しかし、カルシウムの摂取量は先進国の中では、日本は最下位クラスです。
カルシウムを多く含む食品を組み合わせて、十分に取ることが大切です。
③マグネシウム
- ナッツ類(アーモンド、落花生、インゲン豆など)
- その他(牡蠣(かき)、ほうれん草、カツオなど)
④亜鉛
- 牡蠣(かき)、納豆、ホタテ、豚レバーなど
細胞分裂やDNAの合成に亜鉛が必要であると言われています。
赤ちゃんに与える最初の母乳に多く含まれているようです。
⑤鉄分
- レバー、赤身の肉、鴨、ラム、もも鶏肉
- アサリ、赤貝、しじみ、うなぎ、卵など
鉄分を含む野菜類も多くありますが、体内に吸収されやすいのは
動物性の肉類や魚貝類のようです。 ヘム鉄と言われています。
⑥ビタミンD
- きくらげ、干しシイタケなど
②ビタミンK
- 納豆、青菜(パセリ、しそ、ほうれん草など)
③ビタミンC
- ピーマン、パセリなどの野菜類
- レモン、ゆず、アセロラなど
背を伸ばすのを止める食事とは
十分に栄養を取っていても、背を伸ばすのを止める食事があるのです。
前項の背を伸ばすのに必要な栄養素は十分とっていても、他に過度に取ると悪影響を
及ぼす食品があります。
それは、糖質です。
糖質を多く含む食品には、お菓子、パン、ジャンクフード(ポテトチップスなど)、
炭酸飲料などがあります。
糖質を取りすぎると、背を伸ばす成長ホルモンの働きが悪くなってしまうことが
あるのです。
また、ストレスの解消の働きをするビタミンが糖質の代謝のために使われてしまうので、
ストレスの解消が十分にできなくなります。
甘いものを食べると、イライラしやすくなったり、眠たくなりやすいのもこの原因です。
できるだけ、甘いお菓子はやめた方がよいのです。
糖質の食べ物を多く取り、肥満になると、成長ホルモンの分泌が悪くなることがあります。
また、女子の場合は初潮が早く来てしまうこともあるそうです。
特に夜中にこれらの食品を取ると、お腹に食べ物が残るので、十分な睡眠が取れない
ため、成長ホルモンの分泌が十分に行われなくなります。
おやつなどの間食を止め、一日3食きっちり食べることが基本です。
特に朝食に十分な栄養素を含む食べ物をしっかりとることが大切です。
身長が伸びるのは、思春期が終わるまでと期限が決まっているので、計画的に
考えて背を伸ばしましょう。
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