こんにちは、aoiです。
最近、新卒で病棟に入職した新人看護師さんからの転職相談がとても増えています。

病棟がつらくて転職を考えているけど、どうしたいいかわからない

未取得の技術があったり経験が少ないけど、転職できるの?
今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事を書いている私は、病棟経験2年未満で美容クリニックへ転職しており、
現在は病棟経験1年未満の看護師さんの転職サポートも行っています。
自分自身の経験や、様々な方の転職サポートを通して感じたことや、内定を勝ち取るのに大切だと思う項目についてまとめました。
・転職の難易度について
・内定を勝ち取るためにやっておいた方がいいこと
・内定を勝ち取るために取るべき行動
・おすすめの転職サイト
新卒さん向けの動画↓
この記事は、安易に転職をすすめる記事とは異なり、しっかり転職の難しさを理解した上で行動してもらうために書いています。
自分と向き合うことが内定ゲットへの1番の近道だと思うので、是非最後までお読みください。
病棟経験1年未満で転職はできるのか
結論として、病棟経験1年未満でも美容クリニックへ転職することは可能です。
「美容クリニックへ転職するには病棟経験3年は必要」とも言われますが、決してそんなこともありません。
事実、私自身も病棟経験2年未満で転職しており、病院の特性上、習得できていない技術もありました。
ですが、そんな私でも転職を果たし、今では楽しく美容看護師をして働いています。
私の経歴はこちら↓
私は現在、美容看護師をしながら多くの方の美容クリニックへの転職サポートを行っており、中には病棟経験2か月、3ヵ月というような方もいます。
美容クリニックへ転職すること自体は可能ですが、やはり倍率の高い美容医療業界において、病棟経験が少ないのは競合に負けてしまう要因にはなります。
競合に負けてしまう要因としては、下記の3つのポイントが挙げられます。
・未習得の技術の少なさ
・社会人経験の少なさ
・緊急時への対応能力の低さ
次項で少し解説していきます。
未習得の技術の少なさ
病棟経験が少ないと、習得できていない技術が出てきてしまいます。
また、たとえ習得できていても数をこなすことができておらず、技術の熟練度は病棟経験が長い方と比較するとどうしても劣ってしまいます。
美容クリニックへはサービス業にあたるので、病棟のように穿刺に何度も失敗してしまう、というのはNGです。
チャンスは1回、その1回で成功しなければ先輩や他のスタッフにお願いする形になります。
美容クリニックへ転職できても、基本的に失敗のチャンスは少ないので、プレッシャーは付きまといます。

私もいまだにお客様に針をさす瞬間は緊張します
社会人経験の少なさ
美容クリニックは患者さん相手ではなく、お客様相手のお仕事になります。
また、病棟よりも医療職以外の職種の人とも関わるようになるため、社会人としての対応、ビジネスマナーが問われます。
言葉使いや立ち振る舞いも含め、社会人経験の少なさは、サービス業としての側面も強い美容医療業界ではネックになります。
緊急時への対応能力の低さ
美容クリニックは病棟と違い、人が亡くなったりすることは殆どありません。
ですが、殆どないだけで0ではありません。
また、死亡事故に繋がらなくても、お客様が意識を消失したり、発作を起こしたりすることがあります。
これは美容外科だけではなく、美容皮膚科、脱毛専門のクリニックでも起こりうることです。
そんな時、適切な対応が取れるか取れないか、というのは踏んできた場数や知識によって差がでるため、ライバルと内定を競った時に負けてしまう可能性は高くなります。
病棟1年未満でも内定を勝ち取るためには

じゃあ、病棟1年未満が内定を勝ち取るにはどうしたらいいの?
それが、
・企業分析
・自己PR
です。
どうしてこれらを考える必要があるのか、説明していきます。
自己分析
「自己分析」とは、求職者さん自身をさまざまな角度から掘り下げていくことです。
これをすることによって、ライバルに負けない自分の強みを見つけたり、目標とするもの、自分が本当に望む生活などを見つけることができます。
病棟を1年未満で辞めてしまう、ということは、病棟と何かしらのミスマッチを起こしている状態だと考えられます。
次の職場でそのミスマッチを減らすためにも、ライバルとの違いを明確にするためにも自己分析はとても大切です。
企業分析
「企業分析」とは、自分がエントリーするクリニック、企業が、どんな特色を持っていて、何に力をいれているのかなどを考えていくことです。
これをすることにより、クリニックがどんな人材を求めているのかを知ることができます。
自己分析と合わせて企業分析を行うことによって、求職者さんの本当の強みを見つけ出せるほか、
「こんなはずじゃなかった・・・」というクリニックとのミスマッチを減らすことができます。

面接でも「どうして弊社に応募したのですか?」という質問はさせることが多いので、その部分の対策にもなります。
自己PR
病棟経験が少ないからこそ、自己PRはとても大切です。
美容に行きたい理由を聞くと、多くの求職者さんは「もともと美容には興味があって・・・」とお話してくれます。
ですが、面接時にそれをアピールしても面接担当の人には殆ど響きません。

美容クリニックで働く人はそもそも美容が好きなことが大前提だからです
特に、病棟経験が少なく、経験年数の多い看護師より劣ってしまうポイントがあるからこそ、自分がクリニックにどんな風に貢献できるのか、自分を雇うことでクリニックに与えるメリットをしっかりPRできることが大切です。
病棟経験1年未満が転職するのに起こすべき行動は?

まずは転職サイトに登録しましょう。
そして、可能な限り転職サイトを使って転職するのがおススメです。

自己応募の方が通りやすいって聞くけど、転職サイト使ったほうがいいの?
自己応募にも、転職サイトを経由しての応募にもメリット、デメリットがあります。
なぜ、病棟経験1年未満が転職サイトを利用した方がいいのか解説します。

ちなみに私は、今まですべての転職をエージェントさん経由でやっています
書類のやり取りや添削を行ってくれる
転職をするにあたり、エントリーの段階から内定をもらうまでに多くのやり取りをする必要があります。
仕事をしながら同時進行でやり取りをするのは大変なうえ、書類の不備は相手への心象を悪くするため丁寧に行わなければいけません。
それを代行し、まとめてやってくれるのが転職サイトになるので、はじめての転職や働きながらの転職の人はとても助かります。

私は細かな書類のやり取りが不安なので、全部転職エージェントさんにお任せしてました
面接対策をしてくれる
美容クリニックは面接内容もさることながら、身なりや言葉使いなどもしっかりとチェックされます。
転職サイトを利用することで、面接の対策をしてくれるので自信をもって面接に臨むことができます。

zoomで面接対策を行った後輩は、面接対策時に髪色の注意を受け、直前で染め直して難を逃れたようです。
美容クリニックの内部情報を得ることができる
転載サイトを利用することで、HPには載っていないクリニックの雰囲気、離職率などの情報を得ることができます。
HPでは凄く素敵に求人を応募していても、実は離職率が高く、スタッフの定着率がとても悪いクリニックも存在します。
せっかく入職するなら長く勤められた方がいいので、こういった内部の情報はクリニックを選ぶ上でも知っておきたい情報です。
信頼の担保
転載サイトを使うメリットとして、病棟経験が少ない人にとってはこれがとても大切ではないかな、と思います。
美容クリニックと転載サイトは独自の信頼関係を持っており、「ここの転載サイトを使って応募してきてくれてるなら、安心できる人材だな」という信頼の担保になります。
病棟経験が短い人ほど、クリニックからは
「うちに入職しても、すぐ辞めるんじゃないか」
「病棟で長く続かなかった人だから、色々と心配」
と思われてしまうことがあります。
ですが、転載サイトを経由することで「ちゃんとした人材である」という証明になったりします。
自己応募することで、美容クリニックは転職会社に仲介手数料を払う必要がないので、内定率が上がるとも言われていますが、
クリニックにとって必要な人材であれば自己応募でも転職会社経由でも、内定は勝ち取ることができます。
ですが、病棟経験が少ない方は、上記の理由から転職会社を利用することをおススメします。
■おすすめの転職サイト
ここからは、私が実際に使用していた転職サイトをいくつか紹介します。
看護のお仕事
一番はじめに登録したサイトです。
・登録数業界最大級の11万以上
・無理に転職を進めてこない、電話が多くない
・「非公開求人」あり
・面接対策をしてくれた
・キャリアセミナーやイベントも開催している
ジョブメドレー
・キャリアサポート無料
・事業所からのスカウトを受けることができる
・求人数は医療系求人NO.1
・しつこい電話や催促がない

美容クリニックからのスカウトもちょくちょく来てました
ナースJJ
・お友達紹介で報奨金あり
・実際に働いている看護師さんからの内部情報が聞ける
・求人掲載数が多い
・ハローワークの求人なども紹介してくれる
個人的には、転職サイトからくるしつこい電話が苦手なので、電話がしつこくない所を主に選びました。
まとめ
病棟経験が少ない中での転職は、様々な不安や困難があると思います。
確かに、病棟経験が積めるのであれば積んでおいた方が理想的ではありますが、無理をすることによって体調を崩したり、心が折れてしまっては元も子もありません。
倍率の高い美容クリニックでの内定を勝ち取るためにも、今回ご紹介したポイントを押さえて、転職活動をしてみてください。
こちらの公式LINEから、私に直接転職相談をすることも可能なので、質問や相談お待ちしています。
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